言葉はいつも想いに足りない

~きおくのきろく~

 ネットで血尿やらそれに関わることを調べてみた。
ひとまわりしたところで、どちらにせよ明日にははっきりするのだからいまさらあれやこれやと思い悩んでも仕方がないことに気づく。


 そうなのよね。
どんな病気であろうと、とるにならないものであろうと、いまネットで調べたって原因は判明しないのだ。


 心は妙に落ち着いている。
簡単に調べたところでは死に至るほどの病気ではないらしいけれど、癌とかになれば、即死ではなくたって、手術やら再発がどうということになる。
それもまた人生なのでしょう。受け入れ態勢はできているつもりです。・・・あきらめなのかな。


 う〜ん・・・


 自分はだいじょうぶ、そんな重い病気のはずがない、自分はまだ若いし癌になんかならない、なんて深層では思っているのかもしれません。まだまだ他人事なのかもしれません。


 重い病気だとしてそれを受け入れる。
それについてひとつ問題があるとすれば、それは「親不孝」ということ。
親に心配をかけるのは、悲しませるのはとても辛いです。


 親より先に死ぬのは最大の親不孝なんて言うけれど、実際の問題となったら、どう話をしたらいいのかまったく分かりません。


 自分ひとりの心構えとしての気持ちではなく、その後、のことを考えると・・・はぁ、とため息ひとつ。




 #どこかで「死」に憧れている自分がいるのも事実だったりします。