言葉はいつも想いに足りない

~きおくのきろく~

 昨夜さやかフレメでついに言いたいことを言ってしまった。



 さやコンに行かない理由をいつまでの仕事だからとかお金がないからとは言ってられなくなってしまったからだ。



 さやかが武道館のそでに消える瞬間の光景もぜんぜん忘れていない。

 さやかが帰ってきてくれたときの感動はぜんぜん忘れていない。

 あのとき流した涙は否定できない、紛れもない事実。



 さやかが帰ってくるとなったときに娘。と吉澤さんを捨ててもよい、という気持ちがあったのも真実…。



 が、先日の仙台学祭も行かなかった。今度の宇都宮のコンサも行かないつもり。



 今、娘。を捨て吉澤さんを捨てて、さやかに走ったらどれほど楽しいだろうと素で思う。

 あの楽しいコンサート最初から最後までさやかが歌い続けるコンサート…。

 落ち着いて考えれば夢のような世界。



 でも、今、吉澤さんを捨てることは出来ない。ぜったいに出来ない。吉澤さんはもう自分の心の奥のところに入り込んでしまっているから。



 自分は吉澤さんを推していくって決めた。吉澤さんだけを気合い入れて応援していくって決めたんです。



 だから、さやかとの両立はありえない。

 仙台学祭だって宇都宮コンだって金銭的な問題なんて微々たることで行こうと思えば行けたのだ。

 行けば楽しいのは分かってる。

 心の底から楽しめるのは分かっている。



 自分にとってはそれが辛くて辛くて仕方がない。

 さやコンに行けば行くほど、さやかに走れば…さやかに走りたい…という気持ちが強くなってしまう。




 自分は吉澤さんを推すって決めたんです。

 もう後戻りとか後悔とか一切ないんです。



 自分の心にいるのは「吉澤ひとみ」ただ一人だけです。