言葉はいつも想いに足りない

~きおくのきろく~

 性欲ほどいらないものはないと思っている。


 性欲であるムラムラする気持ちは何をしていても湧き上がってくる。(精液が)溜まっているとエッチはことを考える時間が自然と長くなる。事実、溜まっていない日はエッチなことなど何も考えない。溜まっていると自然と頭をよぎる。射精へ射精へと心の声が誘導する。


 溜まっていると集中力がなくなる。本を読んでいても、たとえエッチなシーンでなくても、ムクムクとしたりして読書の邪魔をする。ええい!と思い、気にせず読み進めるも、その集中力はいつもより短くしか続かない。心の声は射精を促す。


 実はいま1週間溜まっている。先週の日曜日以来、射精していない。そして、一昨日くらいからエッチなことを考えている時間が増えてきた。仕事に影響するのはもちろん、生活のすべてにおいて「性欲」が顔を出す。日常生活に支障をきたす。非常に迷惑。


 自分は性欲が弱い方だと思う。精子工場全盛期の中学から高校生のときでも毎日毎日射精することはなかった。3日に1回くらいだっただろうか。調子がいいと風呂場で2回目も。
 今はもう1日に2回はできない。少なくともここ5年はしていないと思う。無理に出そうと思えばできるのかもしれないが、無理に出そうとは思わないし。


 男性の自慰行為のことを抜くといが、この言葉はほんとズバリ。自分にとっての自慰は溜まっている精子を出しているに過ぎない。抜くのだ。スポンッて。


 性欲なんてほんとにいらない。意識を強く持っても抑えることができないこの湧き上がる性欲を無くすにはどうしたらいいのだろうか。
 溜まるからいけないのだとすれば、定期的に抜けばいいのではないか。今のように1週間も溜めるから性欲が顔を覗かせるのだ。
 中3日くらい、顔を出すか出さないかの日にスパッと抜く。それとも溜まらぬよう毎日軽く抜いておく。どのようなパターンがいいのだろう。


 やってみる価値はあるかもしれない。今日から実践してみようと思う。