言葉はいつも想いに足りない

~きおくのきろく~

 なぜだろう

 さっき吉澤さんのことをふと想っていたら、今年あったことをいろいろと思い出してきて、やわらに涙が出てきた。



 でもそれは鹿児島のときに流した「お別れしたくない」という内なる爆発からきた涙ではなく、もっとやわらかい穏やかな気持ちの涙。



 自分の中で吉澤さんはまだ終わっていないのか、それともちゃんと終わっているのか、実はよく分からない。
 整理がついていないというより、心を決めてから1度もお会いしていないので確信が持てないのだと思う。



 揺り戻し…
無いとは思うけど、今日は微妙に自信の無い自分がる。



 2週間後、判明するのだろうか。



 それはそれでちょっと怖い。




 この5年間の生活を否定することになるのですから…。