言葉はいつも想いに足りない

~きおくのきろく~

 何もする気にならない。蒲団の上でゴロゴロしてテレビなんか見てても退屈でしかたない。

 でも何もしたくない。

 俺は何をしているんだろう…こんなことなら今日も働けばよかった…こうやりたいことが無いのはなぜ…こまごまとやりたいことはたくさんあるのに「これ!」ってものはない…途中下車してばっかりでこの電車はいったいどこに向かっているのか…けっきょく娘。だって途中下車したひとつの駅にすぎないのだ…あ、そういえば今日は大阪でコンサートだった…まぁいいけど。

 などとクサクサ考えていては精神は負の方向へ進むばっかりなので、とりあえず家を出た。

 大好きなロックを大音量で聞きながらチャリで駅に向かう。とても気分がいい。さっきまでクサクサしてたのが嘘のようだ。やっぱり自分のルーツはロッカー。そんな気がする。

 原宿ブックオフにて本2冊購入。江戸川乱歩の少年探偵500円をレジのお姉さん間違えて100円で売ってくれる。生きてるといいこともある。

 気分をよくして大井町店にも行くことにする。
 大井町、川崎と足を延ばすも目当ての物はなし。トロトロと帰宅する。腰が痛い。